猿楽町で会いましょう 児山隆 監督 金子大地 石川瑠華 柳俊太郎 小西桜子

（2019年製作の映画）
上映日：2021年06月04日製作国：日本上映時間：121分
ジャンル：サスペンス恋愛

あらすじ
駆け出しのフォトグラファー小山田は、撮影で読者モデルのユカと出会う。コケティッシュでピュアなユカに惹かれ、彼女を被写体に次々と作品を撮り始める小山田。そして二人は付き合い始め、猿楽町で撮った作品はコンテストで受賞し周囲に認められ始める。しかし、元カレの存在を知った小山田は次第にユカの言動を疑いはじめ…。ハッピーなボーイ・ミーツ・ガールが一転、シニカルなクライマックスに向けて疾走する。

最初の印象は、「若葉竜也さんで見たい」
金子大地さんってドラマの役者さんだと思ってたけど、よかった、、、

ユカちゃん。。それはダメだよ。。キツすぎるよ。。。。。。。擁護できん。。。。

カメラマンの話だからか構図がオシャレ。石川瑠華、体張ってたなぁ。恐怖人形の時もなかなかだったけど。印象的でした。

なんかいろいろ俯瞰的に見るとすごいなあと、
リアルな感じがすごい

ヒロインとなるユカの行動自体のクソさには一切共感も出来ずとも、彼女の「愛されたい」という気持ちは少なからず誰もが持っているものなのではと感じた。
結局、主人公の小山田くんの仕事の1番の成功の瞬間には（実際の作品にも）ユカがいて、今後もそれはずっと彼について回る事を考えれば、それも一つ残酷だなぁと思う。

恋愛模様を描いてるものやと思ったら、、ドス黒い映画でした、、、

でもおるよね、勝手に自分より弱いと認識してる人の前でしかイキがれず、虚勢を張ってないと自分を保てない自尊心低い女。
大体そーいうやつは周りを攻撃しがちなのよ、マジで嫌いだわ〜

石川瑠華のあの猫目が物語の女の子役にとても似合っていた。
どうしても叶えたい夢があっても、それはお金がかかることで、バイトばかりしているとそれは夢の道を進む遠回りになっていて矛盾を感じる時があるんだけど、まさにそれだった。この感覚を映画で体験できるとは。
男の子が成功して、女の子と気持ちが薄れていくっていうパターンだったんだけど、女の子がしっかりクズで、何を正当化したらいいのか分からなくなって自分を見失って、なにもかも見失ってるのがよかった。

新潟から上京してきて読者モデルをしている女の子とカメラマンを目指す青年のお話。

登場人物みんな苦手。
寄生して嘘を重ねるユカ。純粋にユカを愛しているように見えて疑っている小山田。
平然と浮気する元カレ。人を踏み台にする女友達等々。
でも自分もこの頃はきっとこんな感じで毎日が目まぐるしくて、感情のままに生きていたんだよな。昔の気持ちに戻れる作品でした。